場所は北杜市武川・高龍寺。文字通り山寺です。
名雪さんとの出会いは福島県いわき市のライブハウスにNYのピアニスト・クニ三上さんのツアーで訪れた際、クニさんツアーで以前お世話になった白河の鈴木さんが名雪さんとライブに来て下さり紹介してもらいました。
自分は長野移住して3ヵ月ほどの頃、名雪さんは既に何年も東北で音楽活動をしていました。地方での音楽活動の様子や暮らしの様子を聞き、同世代という事もあり、大変に意気投合しました。
そこから更に半年、東京で「名雪祥代quartet」としてピアノ谷川賢作さん、ベース小美濃悠太君と4人でのライブに誘ってもらいました。
驚くべき事に、宮城・東京・長野にまたがるメンバー構成で名雪さんはそのままレギュラー化してしまったのです。
その後、東北ツアー・東京長野ツアーを経てついに那須でレコーディング。アルバム「Picturesque」発売14公演東北ツアーを先日終えたばかりです。
新譜には東北ツアーの思い出を曲にした橋本学オリジナル「夏秋冬春」を提供しています。このPVの1曲目。
メンバーを想定して、各人一番美味しく聴こえるよう曲を作っていきました。PV冒頭に賢作さんのピアノの華麗なる登場シーンがハイライトに含まれています。作曲者としては「よっしゃ!!」とガッツポーズです。
とにかくポップで多彩で内容の濃い名雪さんのオリジナル、壮大なドキュメンタリーのような賢作さんの絵画的オリジナル(賢作さんは市川昆監督の映画等、作曲家としても有名です→wiki)、小美濃君は、世を去った犬との思い出を曲にしてくれて、全員が素晴らしいコンポーザーであるのもこのバンドの特徴です。
何度もツアーして感じたのは、どの会場でもお客様がこのリーダーとバンドの醸し出す「ハッピーなオーラ」を全身で浴びて大満足して帰っていかれる事です。どうしてもジャズ系のライブだと、昔ながらのジャズの場合昔を懐かしんだり、マニアックで高難度のジャズの場合はテクニカルな部分が注目を集めたりするんですが、このバンドは違います。
聴くと見ると幸せになれる、そんなバンドです。ジャズを知らなくても幸せになれます。なかなかそういう現場に参加することはありませんが、リーダー名雪さんが東北在住という事に関係があると思います。
さて今回山梨に迎えて「山寺ジャズ」出演を僕がプッシュしたのは理由があります。山寺ジャズ主催の山崎秀夫さんと橋本が出会った日、それが何と名雪quartet初ライブの東京・御茶ノ水ナルでした。その後、長野箕輪カフェプラットにバンドが来た際も聴きに来て下さいました。あと、名雪さんが秋の長野ツアーを計画していた日程と山崎さんが秋の山寺ジャズを計画していた日程がドンピシャで一致という奇跡もありました。こりゃやるしかないでしょう!
本番前に、「地方から発信するジャズ」というテーマで橋本と名雪さんでトークショーも行います。ジャズはニューオリンズで生まれ、ニューヨークで発展、ウエストコーストでも盛んになり、ヨーロッパにもジャズ文化が起こり、今や日本はじめ世界中にジャズがあります。
日本ではもちろん東京中心に発展してきましたが、自分が知らなかっただけで、色々な地方に地方ならではのローカルジャズ文化がある事がわかりました。東京にいると意外にわかりませんが、地方移住してからローカルジャズが面白くてたまりません。
山梨武川・山寺ジャズでその面白さと幸せを浴びに来ていただけたらと思います。なんせメンバーは東北東京長野なので次はいつになるかわかりませんよ!
11月9日土曜日 山梨県北杜市武川町山高2480 高龍寺 12:10〜トークショー 13:00〜開演
前売 ¥2500 当日 ¥3000
ご予約・お問い合わせ・詳細はこちらのページにあります↓↓↓
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