本年の「音ギバナシ」振り返りつつ、 11月の音ギバナシが迫ってきたのでお知らせします。
昨年"season 1"は北杜市・町屋亭さん併設の蔵で「蔵ノ音ギバナシ」 と題して3回お送りしたのですが、本年度は富士見のお隣原村に「 Studio R」 というアップライトピアノがある素晴らしい空間が産まれたため、 そちらでは「村ノ音ギバナシ」と題して2日× 3回で行っています。
メンバーは伊藤大輔(vo)古谷淳(p)橋本学(ds,per) 。
伊藤大輔君はベーシスト岸徹至(b)君のバンド" Strandbeest"で初共演、 そこからの長い付き合いになります。移住して1年程たち、 まだ諏訪〜 北杜あたりでは全くライブをやっていなかった頃に岸君からのお誘 いで岸=伊藤ユニット「ふたりオケ」 ツアーに自分が混ぜてもらう形で諏訪で久々に共演しました。
大輔は相変わらずの超絶& エンターティナーでマニアックな部分も合わせ持ち、 いわゆるヴォーカリストの枠をはるかに超えて、 さらに磨きがかかっていました。
本年は大輔を最初にキャスティングしましたが、 この閃きの大きなきっかけになったのが2018年4月14日の伊 藤=岸=橋本のライブです。うちの奥さん・橋本麻美とキャスティング会議をするんですが、彼女もこのライブで見て伊藤大輔案を閃いていたそうです。岸君ほんとにありがとう!
大輔は「歌を極めていき楽器のような表現まで広げる」橋本は「 楽器を極めていき歌のような表現まで広げる」つまり、 違うパートなのに行き着く先が非常に交わる感じがするのです。 一人きりで大人数の表現をしようとするのも一緒。2人ともソロ・ パフォーマンスやりそうにない声と打楽器なのに何度もチャレンジ しています。
そういえば、誕生日(2/28)が一緒なのは関係あるのかなあ。
さて、大輔と誰を組んでもらおうか? しかし次のキャスティングはすぐに閃きました。
3年前に長野移住した際、 最も近所で最も旧知の尊敬するミュージシャン、 甲府在住の古谷淳さんにすぐ連絡し、 今後の甲信地方での音楽活動について相談に乗ってもらいました。
その後、甲府桜座のジャムセッション・ ホストに推薦していただいたり、津金「おいしい学校」 や甲府の学校公演、 歴史ある古谷音楽教室の発表会サポートなど沢山誘っていただきま した。
こちらからお誘いできる体制が整ったらすぐに声をかけたいと常々 思っていたため、大輔=淳さん=自分、おお、 めっちゃええんちゃうか!と、 すぐに音楽的にもイメージできました。
とにかくアメリカで長く音楽をやっていた人、リズムが強力! かつ、お洒落で現代的で、どんなジャンルにも懐が深い人です。 人間的にも、 家族をとても大切にしている所など尊敬できる点がたくさん。 何より、地方から世界へ発信する先輩。 近年ではインド公演の話が大変興味深かったです。
そして第一回、4/28に行いました。
リハーサルは当日1時間のみ!! にも関わらず大輔は何と新曲も歌詞とメロディを全て暗記! これにはたまげました。 あのツアー続きの過密スケジュールの中で何というプロ中のプロ。
橋本オリジナルや、様々なカヴァーやジャズ・ スタンダードをやってみた中から、 次への展開が大きく見えた初回でした。 恐らく全3回の中で最も節操なく選曲したと思います。" Witch tai to"とか"プリオシーヌ"とかやったもんなあ。
大輔と淳さんは10年ぶり2度目の共演だったそうですが、 2人ともとにかくこのシチュエーションを心の底からエンジョイし てくれた様子。それが何より、企画者冥利に尽きます。 2人とも本当に素晴らしかったです。
あと、1日2公演の鬼スケジュールでした(笑)。
第二回は、第一回の感触を踏まえ、 橋本企画特有のモヤモヤした曲達を排除(笑) よりキリッと鮮やかな選曲にしました。結果、 素晴らしいエンターテインメント空間にライブは大いに盛り上がり ました。選曲をよりジャジーに、 よりグルーヴィーにしたら水を得た魚のようなお2人。
お客様も愛知・浜松・栃木・東京からもいらして下さり、 お陰様で両会場満席でした。
さて第3回が、これからです!!
今回はスペシャルゲストに声楽のスペシャリスト原謡子さんをお迎 え、1曲だけ参加していただきます。
曲はクラシックでも古楽でもなく、某モジャモジャ・ ボーダーシャツのギタリストの、 Y野AK子さんが歌っている曲です。
泣いても笑ってもこのメンバーでの最終回。しかし、 新曲の橋本学書き下ろし作品「音ギバナシ」を第3回に発表、 この曲は来年以降メンバーが変わっても演奏し続ける予定の企画テ ーマソングにします。
11/2(土) 「村ノ音ギバナシ」 PM19:00〜
原村 Studio R ¥3000
11/3(日) 「蔵ノ音ギバナシ」PM13:00〜
北杜市 町屋亭 ¥2500
Studio Rは夜、町屋亭は昼です。 だいぶ前から告知しているため残席は少なくなって参りましたが、 Studio Rはまだお席に余裕あり、 町屋亭はキャンセルが出たため残席8あります。
もちろん、2公演来て下さるのも大歓迎! 会場で音響と雰囲気が全然違うので、それぞれの選曲をします。 演奏内容もだいぶ変わりますし。
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