第3回solo performance「Is this jazz??」無事終了しました。お越し下さった皆様、今回も奇妙な企画にお付き合い頂きありがとうございました。
今回は、改めて自分の考える「ジャズ」というものの魅力をドラム・ソロで表現しました。昔のジャズから今のジャズまで、そこにずっと受け継がれているものも含めて、出店のようにズラッと並べたような感じになりました。
自分で評価できた所は、まずプログラム音源を一切使わずにステージを仕上げた事。サンプラーも中だるみせず効果的に使用、操作できた事。さらには曲リストがバリエーションに富んでいて、ほぼ即興にもかかわらずグルーヴを聴かせながらマニアックになりすぎずステージが作れた事です。自分が今やりたい「ジャズ」は、それ程マニアックに偏らないものだという事も、やってみてわかりました。
反省点は、ブラジルの曲とラストのまとめ曲「This is jazz」はもう少し作り込んでもよかったかと思った所でした。両曲ともに少し散漫だったかと思います。
あとヒューマン・ビートボックスは、自分の技術に見合った内容にすべきだったかと思いました。もちろん更なる技術アップも必要です。腹筋の使い方を勉強して、低音部を強化していきたいと思います。
この企画をやってみて思うのは、結局自分は「ジャズ・ミュージシャン」と言われても否定せず、ジャズについての不要な先入観を覆しながら節操なく何でもやっていけばいいのかなという事でした。
自分からわざわざジャズ・ドラマーを名乗る事は今後もありませんが、スウィングするビートが好きで自分にとって自然なものであるし、節操なく様々なジャンルに手を出し取り込んでしまう精神はジャズそのものだと今回改めて思ったので、否定するのは嘘になってしまいます。むしろジャズのレッテルを貼られながらどんどん期待を裏切って未知の音を出していくのが自分の役目かなと思いました。
今回の企画をやってみて、それこそがジャズの精神だと確信した次第であります。
さて次回は
11月28日木曜日、同じく外苑前Z.imagineさんにてsolo performance vol.4です。テーマは「
Running」、走る事についての音楽です。
橋本学solo performance
Alpine Live Series vol.4「Runnning」
11月28日木曜日
外苑前Z・imagine pm7:30〜9:00 ¥2000
場内禁煙