昨日、Alpine Live Series vol.1「単独登攀」無事に終え、まずはご来場頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。
反省点、率直な感想をいくつか記録しておきます。
まずは入場。「山」がテーマという事で、アイゼン・ストック・ウェア・ザック・ヘッドランプ・熊よけの鈴とフル装備のコスプレをしました。ソロ・ライブで打ち出すコンセプトは毎回とにかく明確にしたいので、これも大真面目な演出でした。ウケるか引かれるかの紙一重でしたが、あらかじめテーマを予告していたのでまあまあウケたという事にします。
第一の反省は、アイゼンを装着したまま演奏を始めてしまった事。アイゼンの破損を恐れ、途中まで足を使わず、バスドラムのプレイを犠牲にしました。
第二の反省は、曲順表と自作音源入りiPhoneを客席に忘れた事。iPhoneはタイムキーパーでもあるので焦りました。こんな企画は特に時間配分が重要です。ヘッドランプを使った暗闇歩行ツボ演奏のついでに取ってきましたが。
第三の反省はアイゼンを外した登山靴のまま大半を演奏した事。足首が固定されながら意外にペダルが踏める事がわかりました。
今回演奏しながら思ったのは
「果たしてチャージ2000円分満足して頂けているだろうか?」
「見ていて退屈していないだろうか?」
つまりは普段ステージの一番前にいるヴォーカリストやフロントマンが感じ考えている事です。自分が普段いかに後ろで共演者に助けられながらヌクヌクとやっているかを実感しました。それはかつての自分のトリオですらそうでした。
最も感じたのは音源も使わないで100%打楽器だけで完全即興をやっている時。自作音源を使った曲は、自分が叩かずとも勝手にステージが進行するので、同じく一人きりでも比べものにならないくらい楽でした。
お客様は皆様暖かく、決して勝負するわけではないのに、真剣勝負のような風情でした。いや、勝負以前に客席を正視できない程の緊張状態でした。そういえば数時間前から物が食べられない程の緊張をしていたように思います。
もうそんな年齢でもないとは思いますが、いくつになってもこのような緊張状態に身を置く、さらにはこの状況を克服していく事は自身を成長させます。不安にならない精神力と想像力、マシンと楽器の操作技術がまだ足りない事が自覚できたのも収穫でした。
理想は、客席の本気の視線を意識しながらも、表現したいものを全て音にし切るパフォーマンス。Alpine Live Seriesは自分の生き方をシンプルにわかりやすく表現する場です。方向性はもう変わらないので、生き方をもっと突き詰めつつ、より表現力と精神力、想像力をたくましくしていきます。
次回、さっそく企画しました。
橋本学solo performance
Alpine Live Series vol.2「ごはん」
5月22日水曜日
外苑前Z・imagine pm7:30〜9:00
¥2000 学割¥1500
場内禁煙
玄米菜食、マクロビオティック、ヴィーガンについてのお話を交えつつ、自分の体を作る「食」をテーマにやってみます。楽器としては調理用具を使うので、これから合羽橋で使用楽器の選定をしてきます。
2013年3月26日火曜日
2013年3月24日日曜日
瑞牆山(2230m)
ヤマレコより転載です。
3月19日夜中央道双葉SAに到着、車中泊。
翌am8:15みずがき山荘近くの無料駐車場から登攀開始。落ち葉と巨石と枯れ木のとても美しい登山道。
程なくして登山道を見失い、斜面の上の方の赤テープを頼りに斜面を登りました。「山と高原地図」のスマートフォンアプリを見ながら、GPSをオンにして、それも合わせてルートと方向を確認しながら進みました。
あそこの上まで行くのか。
富士見平小屋手前は比較的わかりやすい道。am9:00トイレを借りてさらに先へ。
道ははっきりしていたはずが、途中なぜか赤テープの右の尾根道に入り、登りきってしまいました。ここの登山道は不明瞭だとの先入観も失敗の要因に。GPSとあまりに違うルート上にいたため、引き返して事なきを得ました。
なんとか復帰。ここからアイスバーンが出現、しかも下り。6本爪アイゼンを装着しました。天鳥川まで数十メートルほど下りです。
アーイースーバー―ーーーーーン(クラフトワーク風)
下り切ったら今度は登り。アイゼンが外せないアイスバーンが続きます。まあまあの急登。岩と氷を交互に歩くコース。
巨大な岩の間、かろうじて道らしきコースを赤テープを頼りに進みましたが、「山と高原地図」にあるルートとだんだんずれて行き、またしても道迷いか、引き返そうかかなり悩みましたが、赤テープが続いていたのと、どう思い返しても分岐らしきものがなかった事から、このまま直登を決めました。
まだまだ初心者の域を出ていない我々にとっては結構ハードな登山道が続きます。アイスバーンの急登、巨石をロープで登る箇所、岩場の連続でした。慎重にルートを見極めながら進んだため、コースタイムも多めの時間がかかりました。
ようやく黒森コースと合流。アプリのルートにはまだ乗りませんが、am11:45そのまま無事頂上へ到着できました。
曇り空ながらかなりの眺望を楽しんだ後、下山。登攀時の記憶が残っていたためか、ルートを見極める目が慣れてきたのか、一度も迷わず富士見平小屋まで到着。アイゼンは結局ここまでずっと装着。6本爪以上無いと無理でした。
その後、なぜかみずがき山荘前に下りてしまい、最後の最後まで難しいコースだった、というのが率直な感想です。
書店や登山用品店に売っている「山と高原地図」にあるコースとは実際全く違っていました。以前の登山道が使われなくなってしまったのか、この謎は未だに解けません。
3月19日夜中央道双葉SAに到着、車中泊。
翌am8:15みずがき山荘近くの無料駐車場から登攀開始。落ち葉と巨石と枯れ木のとても美しい登山道。
程なくして登山道を見失い、斜面の上の方の赤テープを頼りに斜面を登りました。「山と高原地図」のスマートフォンアプリを見ながら、GPSをオンにして、それも合わせてルートと方向を確認しながら進みました。
あそこの上まで行くのか。
富士見平小屋手前は比較的わかりやすい道。am9:00トイレを借りてさらに先へ。
道ははっきりしていたはずが、途中なぜか赤テープの右の尾根道に入り、登りきってしまいました。ここの登山道は不明瞭だとの先入観も失敗の要因に。GPSとあまりに違うルート上にいたため、引き返して事なきを得ました。
なんとか復帰。ここからアイスバーンが出現、しかも下り。6本爪アイゼンを装着しました。天鳥川まで数十メートルほど下りです。
下り切ったら今度は登り。アイゼンが外せないアイスバーンが続きます。まあまあの急登。岩と氷を交互に歩くコース。
巨大な岩の間、かろうじて道らしきコースを赤テープを頼りに進みましたが、「山と高原地図」にあるルートとだんだんずれて行き、またしても道迷いか、引き返そうかかなり悩みましたが、赤テープが続いていたのと、どう思い返しても分岐らしきものがなかった事から、このまま直登を決めました。
まだまだ初心者の域を出ていない我々にとっては結構ハードな登山道が続きます。アイスバーンの急登、巨石をロープで登る箇所、岩場の連続でした。慎重にルートを見極めながら進んだため、コースタイムも多めの時間がかかりました。
ようやく黒森コースと合流。アプリのルートにはまだ乗りませんが、am11:45そのまま無事頂上へ到着できました。
八ヶ岳連峰
曇り空ながらかなりの眺望を楽しんだ後、下山。登攀時の記憶が残っていたためか、ルートを見極める目が慣れてきたのか、一度も迷わず富士見平小屋まで到着。アイゼンは結局ここまでずっと装着。6本爪以上無いと無理でした。
その後、なぜかみずがき山荘前に下りてしまい、最後の最後まで難しいコースだった、というのが率直な感想です。
書店や登山用品店に売っている「山と高原地図」にあるコースとは実際全く違っていました。以前の登山道が使われなくなってしまったのか、この謎は未だに解けません。
2013年3月11日月曜日
雲取山(2017m、ヤマレコ版)
近況ですが、ツアーとレコーディングの狭間に登ってきました。
東京都最高峰、雲取山2017m。登山道は標高差1500m弱、距離24km、コースタイムは往復9時間。
下山時に何度もくじけそうになった山は初めて。屋久島の12時間30kmにはかないませんが、ガイドなしで日帰りぎりぎりではないでしょうか。
詳しくはヤマレコで。リンクに飛ぶのが面倒な方のために、こんなものがブログに貼り付けられたのでどうぞ。
あと肝心の証拠写真です。
東京都最高峰、雲取山2017m。登山道は標高差1500m弱、距離24km、コースタイムは往復9時間。
下山時に何度もくじけそうになった山は初めて。屋久島の12時間30kmにはかないませんが、ガイドなしで日帰りぎりぎりではないでしょうか。
詳しくはヤマレコで。リンクに飛ぶのが面倒な方のために、こんなものがブログに貼り付けられたのでどうぞ。
あと肝心の証拠写真です。
2013年3月10日日曜日
solo performance 「単独登攀」のお知らせ
橋本学trioを解散し、今後は「Alpine Live」シリーズという名のソロ・パフォーマンスを中心に活動していきます。
Alpine Liveとは、アルパイン・スタイルでのライブパフォーマンスという意味。アルパイン・スタイルとは登山用語で、本来チームと資金力をもって登るべきヒマラヤの山々を、あえてアルプス登山のように単独もしくは少人数、無酸素で最小限の装備で登るスタイルの事です。
つまりバンドに頼らず、基本的に一人きりでその日のパフォーマンスを完結させるスタイルでやっていきます。発想力・構成力・技術力が問われ、しかもほぼ打楽器のみで、さらにシリーズ化して継続するという難題を自分に課してみたくなりました。
しかし、一人きりだからこその自由さがあり、既成のライブパフォーマンスにとらわれない斬新な企画にしていくのが楽しみでもあります。
私事ですがこの一年で、自分にとって大切なもの、楽しい事、必要ないものがかなりクリアになり、こちらのパフォーマンスでそれを具現化してお客様と共有していきたいとイメージしております。
まずvol.1は「単独登攀」。ずばり「山」にまつわるパフォーマンスです。半年前くらいから登山にハマり、近場は千葉の鋸山、伊予ガ岳、奥多摩の鷹ノ巣山、笠取山、九州は屋久島まで行って参りました。山で味わった一体感、姿の見えない生き物達の痕跡、徐々に消えていく音、頂上の開放感といったものを、打楽器とプログラミングした自作音源とで表現し、山の素晴らしさが少しでも共有できればと思っております。
3月22日 金曜日
橋本学solo performance Alpine Live vol.1 "単独登攀"
会場:外苑前 Z.imagine
charge:¥2000
pm19:30〜21:00
Alpine Liveとは、アルパイン・スタイルでのライブパフォーマンスという意味。アルパイン・スタイルとは登山用語で、本来チームと資金力をもって登るべきヒマラヤの山々を、あえてアルプス登山のように単独もしくは少人数、無酸素で最小限の装備で登るスタイルの事です。
つまりバンドに頼らず、基本的に一人きりでその日のパフォーマンスを完結させるスタイルでやっていきます。発想力・構成力・技術力が問われ、しかもほぼ打楽器のみで、さらにシリーズ化して継続するという難題を自分に課してみたくなりました。
しかし、一人きりだからこその自由さがあり、既成のライブパフォーマンスにとらわれない斬新な企画にしていくのが楽しみでもあります。
私事ですがこの一年で、自分にとって大切なもの、楽しい事、必要ないものがかなりクリアになり、こちらのパフォーマンスでそれを具現化してお客様と共有していきたいとイメージしております。
まずvol.1は「単独登攀」。ずばり「山」にまつわるパフォーマンスです。半年前くらいから登山にハマり、近場は千葉の鋸山、伊予ガ岳、奥多摩の鷹ノ巣山、笠取山、九州は屋久島まで行って参りました。山で味わった一体感、姿の見えない生き物達の痕跡、徐々に消えていく音、頂上の開放感といったものを、打楽器とプログラミングした自作音源とで表現し、山の素晴らしさが少しでも共有できればと思っております。
3月22日 金曜日
橋本学solo performance Alpine Live vol.1 "単独登攀"
会場:外苑前 Z.imagine
charge:¥2000
pm19:30〜21:00
2013年3月7日木曜日
Twitter撤退と今後の発信ツール
発信したい情報は今後、ホームページとブログに特化して記事にしていこうと思い、Facebookに続いてTwitterも辞める事にしました。
Twitterに関しては、自分の発信したい企画や考えが140文字では到底収まらない事、宣伝ツールとしても以前のアカウントの時も含めて具体的に効果は上がらなかった事を鑑み、撤退を決めました。
もちろん宣伝も必要ですが、最終的には現場で事を起こし、人を惹きつけるパフォーマンスを企画して日々実行する事の方が大切なのではないか、というのがここしばらくの思いです。
加えて正直に言えば、現在この公式ブログとAlpine Drumming ブログの二つを抱え更新する事が手一杯かつ楽しく、対して、良くも悪くも人が増えすぎたTwitterコミュニティにいる事に疲れてしまった、というのもあります。ならば関わる人を制限した場合のTwitterの使用意義とはなんなのかと。
というわけで今後発信していくツールは以下になります。
Alpine Drumming Workshop
ドラム教室&教則ブログ。今一番力を入れております。
instagram
山写真・猫写真などのギャラリーとして。外国の方が多く見て下さるので英語でコメントをつけます。
SoundCloud
自作曲を高音質で。製作は今のところGarageBandのみ。
ヤマレコ
登山記録。登山をする人しかいません。
LinkedIn
ビジネスSNSらしいですが、まだ使い方がよくわかりません。どなたかアドバイスを…。
Twitterに関しては、自分の発信したい企画や考えが140文字では到底収まらない事、宣伝ツールとしても以前のアカウントの時も含めて具体的に効果は上がらなかった事を鑑み、撤退を決めました。
もちろん宣伝も必要ですが、最終的には現場で事を起こし、人を惹きつけるパフォーマンスを企画して日々実行する事の方が大切なのではないか、というのがここしばらくの思いです。
加えて正直に言えば、現在この公式ブログとAlpine Drumming ブログの二つを抱え更新する事が手一杯かつ楽しく、対して、良くも悪くも人が増えすぎたTwitterコミュニティにいる事に疲れてしまった、というのもあります。ならば関わる人を制限した場合のTwitterの使用意義とはなんなのかと。
というわけで今後発信していくツールは以下になります。
Alpine Drumming Workshop
ドラム教室&教則ブログ。今一番力を入れております。
山写真・猫写真などのギャラリーとして。外国の方が多く見て下さるので英語でコメントをつけます。
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自作曲を高音質で。製作は今のところGarageBandのみ。
ヤマレコ
登山記録。登山をする人しかいません。
ビジネスSNSらしいですが、まだ使い方がよくわかりません。どなたかアドバイスを…。
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