今回はテルミン・トリ音さんとビブラフォン・服部恵さんとの初顔合わせしたが、実は橋本とトリ音さんも初共演でした。
そもそも「テルミンとビブラフォンは相性良いに違いない!」というひらめきが企画の着想だったため、橋本不要論が割と当日まで否定できず(笑)ユニークな編成を誇りつつ自分の首を絞める事になりました。自分が打楽器でどう参加しようかここまで試された企画は初めてじゃないかな?
1.Amaging Grace (テルミン無伴奏ソロ)
2.某ゲーム・オンザロック
3.某ゲーム・Stage13 Kids Room(トリ音)
4.帰る処が無い人(橋本)
5.Pipoca(Elmeto Pascoal)
6.The Corner of Labyrinth(服部)
7.Deep Ocean(完全即興)
8.ラブ・イズ・ミラクル・メドレー(橋本)
9.賽は投げられた(橋本)
アンコール・星に願いを
トリ音さんは有名なゲームミュージックの作曲もされており、そのうちの1つの某ゲームは橋本も昔やり込んだ物であったので、せっかくなので本人に演奏してもらいました。ゲームの「中の人」という事で著作権等へ配慮した結果、某ゲームとさせていただきます。生で聴けた人はラッキーという事で。
手作りの国産テルミン「e-winds」奏者である事と、ゲームミュージックという「親しみやすいがインパクトのある音楽」を作曲できる作曲家・アレンジャー・プログラマーである事が、トリ音さんの音色と演奏スタイルに確実に生かされ、他のテルミン奏者との違いを際立たせています。出せるボリュームが限られているのでドラムとの共演は恐怖だったそうですが、弱音ドラマー橋本は合格を貰えたのではないかな?こちらは、微弱音だらけの音場における研ぎ澄まされた緊張感を真近で味わえるという、貴重な経験が出来ました。それでいて音に力強さも感じました。共演を終えた今でも、あの生々しく美しい音がとても電子音だとは思えません。
かたやビブラフォンとジャンベの服部恵さんは、共に伴奏をしている場面が多かったのですが、鍵盤楽器でありながら打楽器アンサンブルをしている感覚を強く感じました。これはリズムを担当する中で、タイムの良いドラマーが隣にいてくれる感じで、物凄い安心感があります。鍵盤奏者でありながら間違いなく打楽器奏者でした。服部恵(打)とクレジットすべきでしたね、ごめんなさい。
何より、ベースレス・譜面初見・初共演・完全即興・私の間違いだらけの譜面といった無理難題・無茶振りに全く怖じ気づく事なく、驚くべき速さで策を講じて解決していく頼もしさ、これはもう人間力ですね。
「テルミン・ビブラフォンのユニットを組んだ」からではなく、「トリ音さんと服部恵さんを組んだ」事がブッキングの勝利だったと言えるでしょう。フワフワしながらもお二人の力強さがしっかりと表現できた清々しいライブでした。
次回予告は次の記事で。4/19昼間と4/21夜です!
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