3日目はウスターで起床。
朝の散歩ついでに。裏手の高台に教会。
今日は2本の公演があります。ウスターからチューリヒ経由でバーゼルに移動。スイスの車窓から。
バーゼル到着してホテルにチェックイン。ここはなんと昔の刑務所跡らしいですが、お城のよう。客室の扉を閉めた音が廊下にかなり響き渡る音響空間が、来る前にイメージしていたヨーロッパ建築そのものでした。
そして昼の部は今回のツアーのメインイベント、ティンゲリー美術館でのコンサート。写真右端は、開始5分前なのに楽屋が無くてウロウロするメンバー、左からクリス・ヴィーゼンダンガー(p)さん、吉野弘志(b)さん、かみむら泰一(ts)さん。
プログレッシブなティンゲリーさんの作品に触発されてか、この日は最も無形な、聴いたことがないような演奏になりました。
ドラムセットはヤマハ、ペダルはパール、スタンドはタマ、演奏者は橋本のオールジャパンセットでお送りしました。
夜のライブはホテルと同じ建物、裏手にあるジャズクラブ「バーズアイ」です。しかしどう見てもお城です。
白い巨大な壁にある扉を入ると何とも素敵な、しかしちゃんとジャズクラブがありました。
こちらはご当地もご当地、バーゼルのメーカー「ラウペッレ!(発音は教えてもらいました)」。
音響はとてもやりやすく、手で叩いた微弱音ですら、壁の反響が拾ってくれるのか空気が違うのか、意のままに残響と強弱を操れる感覚でした。ツアー3本目という事でバンドもすごくまとまってきました。
クラブの責任者の人がスリランカ出身の面白いオッチャンで、かつて様々な職業を転々とした中で「EDO」という日本料理屋で仕事をした事があるらしく、「俺はものすごく旨いテリヤキソースが作れる!!」と力説しておりました。その彼がジャズクラブからホテルへの裏道を教えてくれたんですが、彼曰くそれは「ヤクザ・ウェイ」だと。まさに「極道」ですな。
爆笑しながら、ハードなこの日も即寝落ちました。
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