2013年10月13日日曜日

参加CD持ち歩き月間・その①安ヵ川大樹trio 「神舞(Kanmai)」

 これまでに多数のレコーディングに参加させて頂きましたが、ここ最近リリースされたCDのうち2種類、在庫を一定数預かっております。今後、ライブの度に常に持ち歩く事にしましたので、こちらで紹介致します。

 安ヵ川大樹trio 「神舞(Kanmai)」




 personel:佐藤浩一(p)
                安ヵ川大樹(b)
                橋本学(ds)

 2012.12.12 rerease

1.Kanmai(Daiki Yasukagawa)
2.Long ago and far away(Jerome Kern)
3.Pray for Japan(Daiki Yasukagawa)
4.To the another world(Koichi Sato)
5.Greensleeves(traditional)
6.Dawn(Daiki Yasukagawa)
7.St.Elmo's fire(Manabu Hashimoto)
8.Valentine blues(Daiki Yasukagawa)
9.My blues tune(Daiki Yasukagawa)

 価格:2200円

 このCDの特筆すべき所は、広いスタジオにただ楽器を並べて、ベースアンプもモニター用のヘッドフォンも使わず、お互いの生音だけを聴きながら録音した事です。
  レコーディングでは普通、各楽器別部屋でお互いの音はヘッドフォンからしか聴けないので、どうしてもライブとは勝手が違って違います。しかしこのCDは、ライブ演奏とほぼ同じ音環境で演奏できたため、極めて自然な演奏に仕上がっています。

 そして、安ヵ川さんのオリジナルとスタンダードと共に、佐藤浩一君の曲と私橋本の曲も収録されています。「セントエルモの火」は、昨年までやっていた橋本学trioの結成直後に書いた曲で、そちらで演奏しなくなってからは安ヵ川trioのレパートリーになっておりました。


 あとこの安ヵ川trioは、浜崎航(ts)市原ひかり(tp)を加えた安ヵ川quintetのリズムセクションとして何度も共にツアーを経験し、ある時は小林桂(vo)groupのリズムセクションにもなり「Scenes」というCDも録音しております。そしてなんといっても台湾・台中ジャズフェスティバルのステージを3人で踏んだ事が個人的には一番の経験でした。このように様々な経験を共にした集大成のトリオの音が、このCDには詰められています。

 「神舞」というのは、山口県祝島に千年以上続く祭りの名前です。この島には震災から1年半後に安ヵ川quintetの演奏で連れて行ってもらい、美しい自然およびそれと共存しながらほぼ自給自足で暮らす島の人々に大きなカルチャーショックを受け、その後の自分の行き方に大きく影響した程でした。その時に三人で経験した島での時間が、タイトル曲「Kanmai」に表現されていると思います。

 こちらのCDをお求めの方は、ライブ時に橋本までお声をお掛け下さい。
  

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