2015年8月17日月曜日

8/12橋本学trio X 伝説のアルピニスト

…なんだこの山は?橋本学trio?人類未踏の「ジマジン峰」厳冬期単独登攀前の軽い下見に来ただけなのだが、ベースキャンプを出たばかりだというのにいきなりホワイトアウトじゃないか…

私は、ソロクライミングが専門の孤高のアルピニスト・84mo10(はしもと)だ。登山SNS「ヤマレコ」に私の華麗なる登山録を披露して「拍手」をもらうために登録してあるハンドルネームだ。

                                         
                                                        84mo10氏

  橋本  やあ、ライブに来てくれたんですね!暑い中ありがとうございます。

  84mo10   暑いだと?いきなりの音のブリザードでホワイトアウトして遭難の危機だったよ。リング・ワンダリングに陥ってピッケルをなくしてしまった。

  橋本   さすが孤高のアルピニスト、オールシーズン冬山ですか。ていうか完全に見た目はテロリストですね。

  84mo10   ヘッドランプ・サングラス・フェイスマスク・地図・コンパス、そしてピッケル。どれ一つ欠けても命を失うのだ。

  橋本   ピッケルなくしたんじゃなかったっけ?ところでトリオの演奏は楽しんで頂けましたか?

  84mo10   ブリザードは計算では90分のはずが105分もあり遭難しかけたぞ。しかしこれが山だ。全てが自己責任であり、あらゆる危険を想定して細心の準備をせねばならない。山を舐めていた若い頃、代官山(31m)や久我山(45m)ですら遭難しかけた事がある。

  橋本   あなたに感想を聞いた僕がバカでした。時間はぶっちゃけこちらの計算ミス、1曲多かったかなと。ライブ中に気づいたんですが、敢えてそのままやりました。即興が大部分を占めているので、その時の良い流れはなるべく断ち切らないで行きたいですからね。このMCなし、全曲メドレーのスタイルでは選曲と曲順の構成を数ヶ月かけて考えています。
 今回は我々も、ともするとお客様も消耗したかもしれませんが、お陰様で記憶に残るライブにできました。ちゃんと海のお話になったと思います。

  84mo10   ホワイトアウトしていた中で2人の人影が見えたのだ。疲労と低体温のせいで見える幻覚か、はたまたブロッケンの妖怪かと思ったのだが、とにかくその2人について行ったらベースキャンプに戻れたんだ。おお、君たち!そこにいたか!御礼に記念写真を撮らせてくれ!

             

             
                     参考・ブロッケンの妖怪

  なんと屈強な登山家達なのだろうか。この105分のブリザードの中をザイルもピッケルもなしに生還するとは!

  橋本   いいメンバーでしょ?僕なんてお膳立てするだけで、スティックぶんぶん振り回して仕切っているようで案外何にもしてません(笑)。
        ところで、9月22日にここで単独登攀なんですって?



  84mo10   そうだ。私がかつて登った山々を打楽器で再現するのだ。私も実は打楽器奏者だ。乾徳山・瑞牆山・甲武信ヶ岳・西岳・権現岳・日光白根山・御座山・西天狗・金峰山。山の数だけ、クライマーそれぞれのドラマがある。そしてトレイルラン!

  …おっと、インタビューのジョブはオレがいただくぜ!

(そこに現れたのは!?…つづく)






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