この度、長年研究を重ねてきました動物性食品不使用・ヴィーガンラーメンがついに完成しましたので発表します。
初めにお断りしますと、私橋本学は別にベジタリアンではありません。その証拠にこの一年以内に食べた「動物性食品使用」ラーメンたち。
蒙古タンメン中本・冷やし味噌特盛!
元祖長浜屋!
なんとスイスでもラーメンを!
ただ、自宅で料理をするに当たりここ3年程、マクロビオティックをベースにした玄米菜食をしています。ついでに申し上げると動物性食品(肉・卵・乳製品・魚など)を家で摂らなくなってからの方が疲れにくくなり、体も軽く良い事ずくめでした。
そうすると、やはり動物性不使用ラーメンを作ってみたくなるもので、自宅で日々研究を重ねてまいりました。スープは早い段階でそれっぽいものが完成していたんですが、問題は中華麺をどうするか。市販の中華麺には卵が練りこんであります。乾麺うどんでチャレンジしたものの、ただの中華うどんでした。
しかしここにきて、なんと「パスタを重曹でゆでる事で中華麺になる」という情報を入手したのです。参考にしたのはリンク先のまとめサイト。
正確に言うと、「重曹で茹でることにより、パスタがかんすい臭くなる。これこそ茹でた中華麺の香りである」という理屈です。これは化学式でも証明されており(2NaHCO3=H2O(水)+CO2(二酸化炭素)+Na2CO3(炭酸ナトリウム))、実際にかんすいが発生するそうです。
では早速作ってみましょう。レシピの分量は二人前です。
まずはオリジナルスープから。ネギをごま油でフライパンで炒め、焦がします。筆者の趣味で「かおたん」「喜楽」インスパイヤの日式台湾風です。
ネギが焦げてきたタイミングでにんにく2かけ・生姜をみじん切りにして投入。写真はにんにくの醤油漬けですが、普通のにんにくで大丈夫です。焦がしネギ・にんにく・生姜でかなりの中華風味が出ます。
生姜にんにくに火が通ったらお好みの具材を投入します。写真はえのき・ピーマン。えのきの風味が中華スープに相性が良い気がします。
続いてゆで汁セッティング。以下の食用重曹を使いました。
参考資料によると重曹の量によって麺の「かんすい臭さ」が変わるそうで、これもお好みです。二人前で大さじ3ぐらいは入れました。パスタを茹でます。
茹で待ちの間にスープの続き。先程の炒め物を手鍋に移し、作りたいスープの分量だけ水を入れて加熱しつつ、塩・胡椒・醤油・てんさい糖で味を調えます。醤油はスープに色がつく位の方がラーメンぽくなります。
あと、個人的に市販のラーメン・外食のラーメンには旨み調味料容認派なので、市販の無添加植物性旨み調味料を大さじ4/3ほど足しました。以上、スープは完成。写真はアレですが味は良いです。
パスタ指定の茹で時間にのっとり麺上げ。天空落とし(古い)でもなんでも好きな方法で湯切りして下さい。なんと、かんすい臭い!ほんとうにこれはパスタなのか!?
丼にスープを注ぎ、麺を泳がせます。仕上げにも胡椒をトッピングして完成です。今までの自作ラーメンには無いラーメンオーラを感じます。
濃厚な植物性コク、まごう事なき中華麺の香りと食感!そして絶対に体に良くてもたれない。夜中にどうしてもラーメン、という時には良いんじゃないかな?
ちなみに最近、乾燥大豆ミンチと豆板醤・味噌・すりごまでベジ坦々麺スープも開発しました。
北海道風味噌ラーメンの場合は味噌投入後、にんにく・生姜をすりおろしで最後に加えるとそれっぽくなります。もうベジラーメン屋やろうかな。
2016年1月30日・追記
ベジ料理B級グルメ部門は別ブログとして独立させました。調味料や市販品、もちろんレシピも今後紹介していきます。
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