list
1.Gratitude(橋本)
2.Close to you(バカラック)
3.All the things you are
4.Now you're not here(スウィング・アウト・シスター)
5.Saving all my love for you(ホイットニー・ヒューストン)
6.All of you
7.Estate
8.からまわり(橋本)
アンコール.コメツキムシ(橋本)
2年ぶりという感傷に浸る以上に、再開するという事に意味を持たせるというプレッシャーに潰れそうになりながら選曲、アレンジをしておりました。
もちろん、メンバー個々の人間的・音楽的成熟に任せ、以前やっていた曲達をそのまま演奏しても前とは違う物にはなるに決まっています。しかし、活動休止を決めた理由は何と言っても企画者としての自分の力を増強するため。そしてソロ・橋ワタシsessionを通じた2年間で積み上げた物でいかに我がトリオのライブをコーディネートできるか、をハゲるくらい(笑っていいとこです)悩みました。
なんとか曲を揃えいざ本番。2年前のライブで最後に演奏し、メンバーもお客様もポカーンとさせたまま終わったポップ・チューンのGratitudeから始め、ラブソング縛りの90分、演奏中も感傷に浸る暇はありませんでした。
3人で音を出していくうちに、個々が2年前よりはるかに動じなくなってお互いを気遣う余裕を持っている事が感じられました。これは、即興をやる上で、より個々が独立し自由でいられる事を意味します。以前よりもさらにスケールの大きなものが表現できる力を感じます。
橋ワタシsessionを色々なメンバーでやった中で、凄い人はどんどん勝手に音楽を作ってくれる事を何度も感じましたが、伊藤志宏・織原良次の2人は橋本の向かいたい方向を瞬時に読み取る察知力が凄い上に3歩先くらいまで音楽を作ってしまいますね。改めて実感しました。
問題作「からまわり」はお客様にもメンバーにも好評でした。どんなに派手に激しくなっても「からまわり」という言葉に縛られている感じが、演奏しながらとても楽しかったです。まさに自縄自縛。
音楽的には、1曲の中であんまりつじつまを合わせず、定食として成り立たない組み合わせの食卓のような曲作りが今後の方向性になりそうです。
作家の京極夏彦氏のファンですが、どの小説も「関口・京極堂・榎木津」という3人を中心に物語が進みます。しかし、複数の小説のストーリーそれぞれはテーマが異なり、そのテーマを3人で極めてマニアックに掘り下げて事件を解明する所に魅力があります。
今年の橋本学trioは橋本・伊藤・織原の同じ登場人物が、毎回違うテーマの物語を掘り下げて語ります。昨日はさしづめ恋愛小説でした。しかしながら反省点としては、物語自体のストーリーがあやふやでした。次回はもう少し落ち着いてストーリーを組み立て、選曲・作曲していきます。次回橋本学trioライブは5月22日金曜日、外苑前Z.imagineです。
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