もっきんは きんちょうしたけど うまくできました。
しこうくんも りょうじくんも じょうずに がっきを ひいていました。
まちがえて はんそでを きちゃったから さむかったです。
ぼくが もっきんで だぶるぱらでぃどる を やったら しこうくんが わらっていました。
おもしろかった。
また よやく してね。
…さて、そろそろ辛くなってきたので文体を戻します。 2015年は橋本学trio再開の年でした。橋本学trioを「一時解散」したのが2012年1月13日。 再開したのが今年の2月1日。再開させる意味を体現すべく緊張の中での再スタート、確かな手応えとともにストーリー性の希薄さを反省し、以後3回はストーリーの練り上げに集中してライブに向かっていく方法論を用いました。
以下が最新の演奏、2015年12月22日。
おそらくこれが最古の動画、2009年11月27日。
下の動画の当時から、メンバーの2人は素晴らしく、また共に橋本学の良き理解者だったのですが、いかんせんリーダーの自分の舵取りが、どうも表面的な音に終始していたのでありました。その日のテーマがあるわけもなく、毎回あまり代わり映えしないセットリストだったような。楽しかったし忘れられないライブもいくつもあったのですが、リーダーとして次に進むには一度リセットする必要がありました。いくらファミコン直撃世代といえど、現実でリセットボタンを押す事は勇気が要るものです。
その後、打楽器ソロライブと橋ワタシ学sessionで、毎回のライブをゼロから立ち上げる経験を積み上げ、リーダーとして表現の幅は広がった手応えがあります。アフロをかぶったり全身冬山装備したりといったアホな事から、「1曲1音!」みたいなストイックな音場、全く逆に弾きまくり叩きまくりのsession、初めて共演する楽器…様々なリーダー稼業をする事で得られたものは「突き抜けた表現を求める嗅覚」です。
そうして橋本学trioに帰ってきて、ではこの3人でどんな突き抜け方をしようか?と考えました。2月1日の再開ライブの日を終えてその時は「我々の一番の得意分野はイメージのきっかけになる音を作ること、ならばサウンドトラックのようなライブにしよう。それもとびきり美しいやつ!」と決意しました。
その決意の元に5月22日「Timelapse」8月12日「The Wild Sea」と行いました。このMCなしのスタイル、こだわり抜いた選曲と曲順はメンバーにもお客様にもとても好評で、両日ともに濃密な良いライブができました。演者も聴き手も90分間大変な緊張を強いられる事になりますが、それは承知の上でやらせていただきました。
ただ、聴く側は目の前の演奏から脱線して、いろんな事に思いを巡らせて下さって構いません。むしろそれが狙いの一つであるので。「出演者公認の、演奏に集中しなくてもいいライブ」です。
さて12月22日、テーマは「かくれんぼ」にしました。チラシのデザインからイメージ・ストーリーを立ち上げ、新曲「タビビトノキ」を書き下ろし、当日は童心の象徴として木琴メインのドラム・セッティングにし、木琴に始まり木琴に終わるライブにしました。
イメージを喚起するサウンドの美しさで突き抜けるはずが、企画ストーリー上どちらかというと自分の木琴および打楽器演奏がだいぶアホな方向に突き抜けてしまいました。しかしメンバー2人はそれをゲラゲラ笑いながら楽しんで創造的に受け止めてくれました。
凄く良い意味で3人とも歳をとり、お互いの違いが増した上で認め合えているな、それだけの余裕と余白とともに演奏できているなと実感した1日でありました。一度解散して距離を置いた事で、より違いがはっきりし、互いに認識できるようになったと思います。
上に貼った2つの動画のサウンドは、似ているようで全く別物です。一時解散して1年くらいたち、過去の橋本学trioの録音を聴いた時、新しい音楽的アイディアや楽曲が湯水のように湧いてきて「やっぱいいバンドだったな~」と思っていたんですが、再開した後に解散前の音源、例えば下の2009年頃のtrioの音を聴いても、もう何も生まれないし「あー頑張ってたなー」としか感じない。頑張りすぎていて余裕がなく、聴いててちょっとしんどくなってくる。演奏していても「こうならなきゃいけない!」みたいなのが今は全くないですしね。
結論としては「いっかい かいさんしてよかったです もっと あほな ことを やりたいです」。
次回橋本学trioは4月14日木曜日外苑前Z.imagine、木琴で泣ける曲を作る事が目標です!
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