2014年4月10日木曜日

小林桂「ハンサムJazz Live」

 お知らせがいくつかあるので小分けに記事にしていきます。

 久々に公共の電波に音源が流れます。去る2月20日に六本木のSTB139で行われた「小林桂”星に願いを”CD発売記念live」の模様が、NHK-FMの「ハンサムJazz Live」という番組で放送されます。日時は4月29日の午前0時~0時50分、つまり28日月曜日の深夜です。

 詳細はこちら。アーティストプロフィールをクリックして頂くと私も画像の端っこに出ています。
この日は個人的に付き合いの長いピアノの石田衛君が初参加。興味深い内容になっていますので是非お聴きになってみて下さい。

 小林桂グループ、ゴールデンウィークに徳島に行きます。専用ページはこちら

2014年4月1日火曜日

橋ワタシ学session vol.2「百花繚乱」を終えて

 3月30日日曜日は春の嵐が吹き荒れました。外苑前近隣ではプロ野球のオープン戦が中止になり、なんとAKBのコンサートも中止になりました。
 そんな中、我らがジマジンでは橋ワタシ学session vol.2「百花繚乱」を開催させていただき、悪天候にもかかわらずお客様もご来場下さいました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 セットリスト

1.Ladies in Mercedes
2.Bamboo grasses@鎌倉華蔵院
3.Witch W→E
4.Espoir
5.The rain
6.帰る処が無い人
7.Aldeia de Ogum
8.Defensor

 メンバーを最初に決めて、音を想像しながらキーワード「百花繚乱」を決めました。その後、春に花がパッと咲いて散っていく空気感をテーマに、そのイメージを喚起させる選曲を厳選しました。
 「The rain」だけ雰囲気違うなと思っていたら本当に天候がthe rainになってしまったし。アレンジ上どうしてもダンスが欲しくなり、急遽Wataru君にお願いしたら本番でバッチリ流れが決まったこの快感。それに織原良次の旨味溢れるベースラインの絡みと、細川千尋のダンスに対する反応の良さがたまりませんでした。10代後半のダンサーと20代前半のピアニスト、反応のスピードが段違いです。

 全体的に出てきたサウンドはイメージ通り、即興によって広がっていく空気感は想像したより瑞々しいものでした。どこまでも明るく、良い意味で屈託のないトリオでしたが、ほんの一瞬牙をむくタイミングがありゾクゾクしました。
 正直、次回がもしあれば、その牙の出し方を意図的にコントロールして音楽に厚みを持たせる事ができます。さらにはテンポやダイナミクスも調整して完成度も上げられます。
 しかし、初共演の瑞々しさと緊張感を目の当たりにして頂く、これが「橋ワタシ学session」の醍醐味ですので、このシリーズに於いては「もし」はありません。

 もちろん、楽しかったのと色々な可能性を感じたのでもう一度やりたいというのも本音です。そこをぐっとこらえ、次回は全く違うテーマに挑みます。

 最年長のおじさんの反省点は、本番前に譜面を全部カバンにしまい込んだ事、ドラムソロ中にペダルを破壊した事、次回のチラシの納期を勘違いして間に合わなかった事でした。そのチラシがこちら。


 一転、最年少になります。仙人2人に囲まれて霞を食べに行こう。詳細は次の記事で!

2014年3月26日水曜日

3月30日「百花繚乱」メンバー紹介

 本番に向けてリハーサルをやってまいりました。


 自分の企画では今までに無いほど譜面を自筆で用意して持って行った上、お願いしたメンバーはお互い初対面。仲介したり仕切ったりが苦手な私は昼飯を食べ忘れる程の緊張状態にありました。
 しかしいざリハを始めると素早く曲を理解してもらえた上にどんどん提案もしてくれて、実に頼りになるメンバーだと安堵しました。

 その二人とは

 細川千尋 piano facebook


 先日記した通り、スイスモントルーでのコンペティションでファイナリストにまでなったピアニスト・コンポーザーです。クラシック・ピアノのソロ・リサイタル他、ライブ活動は今後展開していくそうですが、大活躍は時間の問題でしょう。共演の度に、演奏するそばから自らの可能性をどんどん広げていく物凄い勢いを感じます。

 織原良次 fretless bass ブログ


 エレクトリックな楽器を使用しながらもアコースティックなタッチとダイナミクスを提供できる貴重な存在。私は彼がいてくれると万能感を得られるので、橋本トリオ時代から自分の曲も多数演奏してもらいました。
 その音には元来持っている優しさが溢れていましたが、最近は力強さも加わってきています。
 私も参加している彼のバンド「色彩感覚」では作曲家としての表現もし、「透明な家具」というソロ・アンビエントプロジェクトでは、音楽家として全く新しい概念で社会との接点を持っています。

 仕切りは

 橋本学 drums ブログ


 この1年半程で登山・ランニング・玄米菜食にハマり、身体と精神、音楽がどう変わるか壮大に人体実験中。最高到達地点標高2599m、10km最速56分45秒。


 会場が細長くなっており、ステージお近くでの観覧をご希望の方は事前にご予約承っております。

 03-3796-6757(午後6時以降)

 もしくは

 までご連絡下さい。

皆様のお越しをお待ちしております。





2014年3月16日日曜日

ボナ!つぶつぶ@江戸川橋

 ウイークデーはほぼ毎日料理をしますが、恐らく2・3日に1日はオリーブオイル・にんにく・鷹の爪で何らかのペペロンチーノをやっている気がします。あと、トマト缶・シメジorエリンギ・じゃがいもをセットでよく使うし、夏ならナス・ピーマンをかなりの頻度で使います。

 あまり意識はしていなかったし知識は全くないけども、イタリアンが相当好きなんだと思われます。

 そんなわけで、月光茶房の後はネット検索の結果江戸川橋の「ボナ!つぶつぶ」へ、相方と久々の外食。肉魚卵乳製品及びなんと砂糖まで完全不使用、雑穀と野菜がメイン食材だというお店です。今まで聞いたことがない、「ベジ・イタリアン」専門店。

 夜の部予約で入りましたが、飛び込みだと危なかった位の満席。ホールを一人で担当されている店員のお兄さん(店長さん風情?)が笑顔でご案内下さいました。

 「たたきごぼうのスペアリブ風」「キヌアと白キクラゲのペスカトーレ」「もちアワとじゃがいものジェノベーゼ」をオーダー。パスタだけで20種類もあり1000〜1500円前後、メニューが充実していて困ります。しかも雑穀は未開拓分野。

 まずは前菜「たたきごぼうのスペアリブ風」、チョコレートのような色。


 説明いただきながら詳細忘れてしまいましたが、おっそろしく手間暇かかっています。
 いただくと、凄くパンチの効いた濃厚な美味しさ。素材の味か煮込汁エキスか香味オリーブオイルか、とにかく圧倒的なパンチ。スライス生オニオンが付け合わせてある事に納得です。もう一種の付け合わせ、極ミニトマトは素材自体の味がめちゃくちゃ濃厚です。

 続いて「キヌアと白キクラゲのペスカトーレ」。


 …という名のピザですが、キヌアも白キクラゲも見たことのない食材。生地には何らかの雑穀がふんだんに使われています。
 従来の、チーズやベーコンの乗ったピザを食べた瞬間の記憶では、味の重さとボリューム感が第一に来ます。それに比べればあっさりした味ですが、じんわりと旨味が浸みてきて、物足りなさを感じない。これが雑穀パワーなのかも知れませんが、舌のレベルが追いついて来ず、判別できませぬ。

 ピザはがっついて食べてこそ美味いと思っていましたが、ピザ観が変わりました。

 そして「もちアワとじゃがいものジェノベーゼ」。


 これまた濃厚ジェノベーゼソース、美味しいです。見るからに、食べるからにつぶつぶ、これはわかりやすい雑穀感。このつぶつぶに栄養がぎっしり。お腹いっぱい。

 ベジレストランという存在は、海外ではともかく少なくとも日本ではさほど市民権を得ていません。せっかく訪ねようとして問い合わせたら閉店しているケースも多いです。市民権が無く好奇の目線に晒されながら、肉も魚も使う普通のレストランやチェーン店と競合して生き残らねばならない。
 つまり、健康第一かつ美味しさ第一でなければならない大変な努力が必要になります。今まで訪れた都内ベジレストラン、及び広島のヴィーガン・カフェと先日演奏させて頂いた名古屋の空色曲玉さんは、全てその2点をクリアし、プロによる料理として凄く美味しいものでした。

 こちら「ボナ!つぶつぶ」さんももちろんそう。パスタの絶妙な茹で加減にそれが集約されていました。昼間にパスタを自作したから余計にそれを感じました。なんといい加減な茹で具合だった事か。やはりプロは凄い!

 食後にドリンク「ビタリッツ」。


 なんと、玄米のミルクです。砂糖不使用、お米の甘みのみでこんなに甘みがでるのか!豆乳よりココナッツミルク寄りの味、豆乳が苦手な自分はこれを自宅に常備したいです。

 節々で丁寧に解説して下さり、最後のお見送りまでずっと笑顔だったホールのお兄さん、接客もとても気持ち良かったです。
 帰宅後、お店の公式ブログを発見。やはり、お兄さんは店長さんでした。素敵な時間をありがとうございました。約束通り、ブログ記事にさせていただきました。

2014年3月15日土曜日

月光茶房

  3月14日金曜日は充実したオフでした。

  昼間は、ライブにいらしたお客様から何度もお勧めされたカフェ、外苑近くの月光茶房さんへ。

  マスターの原田さんは写真も手がけておられ、その作品は自分も参加している橋爪亮督group「Acoustic Fluid」のジャケットに使わせていただいています。また、以前ゲストで呼んでいただいた「益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会 vol.04」にも来ておられたそうで、これはブログで拝見して知りました。ちゃんとご挨拶していなかったな。

  到着し、お店に入ると、レジ横に橋爪group「Visible/invisible」のチラシが。「これのドラマーです、どうも」と名乗り着席。ご挨拶を頂いてしばらくマスターは先客様とお話中。最初はストレートなジャズが流れていましたが、それが終わると一転、ダークなアンビエント・エレクトロな音楽が流れました。
  お水を入れに来たマスターに「この音源は何ですか?」と思わず質問、イギリスの20代前半のグループだそうな。
  「以前四谷音盤茶会の時に、Warp Record(英国テクノレーベル)がお好きと伺ったんで、反応して頂けるかなと思って」だそうです。まんまと反応してしまいましたがな。音楽好きのお客さんとのこういうコミュニケーションが恐らく音楽系カフェ経営者の醍醐味なんだろうな。うん、気持ちはよくわかる。

  他にお話させていただいた中では、「取材を受けてジャズ喫茶として紹介されて、それを見たお客様が来店、古いジャズじゃなくて音響作品みたいのを流しているとがっかりされる。だからジャズ喫茶として紹介されたくない」と。これもよくわかります。
  私は人力テクノ・ブレイクビーツ・アンビエント・ドラムンベースの演奏多用、ハンドメイド打楽器・ループマシン・調理小物使用する「ジャズ・ドラマー」なもので。声はかけられませんが、結構がっかりされている可能性はあります(笑)。
 お洒落で清潔な内装、美味しいコーヒー、最先端の不思議な音源たち、お客さんのニーズを記憶とにおいで察知できる名DJマスター、取材が次々と来て当然です。でもここはどう見ても旧来のジャズ喫茶じゃねーだろー(笑)!

 会場からほど近いので、ちゃっかりチラシを置かせていただきました。


 そして夜は、また別のお店へ。

2014年3月12日水曜日

「ごはんの出前」と「橋ワタシ学session vol.2 百花繚乱」

 ソロ・パフォーマンスによる東海地方2days、「ごはんの出前」無事終了致しました。ご来場下さった皆様、演奏の場を提供して下さった空色曲玉さん、アジールさんには心から感謝を申し上げます。

 打楽器のみのソロ、「食」に限定したテーマと会場、という縛りは、難しくもあり楽しくもあります。今回は楽器も増量し、普段は行儀が悪いとみなされる「ちゃぶ台ドラム」をお客様に思う存分叩いていただくコーナーも設け、プログラムとしてはまずまずでした。
 また、「食」がテーマでありながらも、既存のドラム・パターンと多少強引に関連付ければよりバラエティ豊かなステージにできる事がわかりました。
 あとはとにかくMCの技術と内容をもっと磨かねば。

 会場である空色曲玉さん、アジールさん共に音環境・雰囲気は素晴らしかったです。ただし告知宣伝をもっとわかりやすく早期にやるべきだったというのが反省点でした。打楽器ソロなんてのは胡散臭くて敬遠されがちですが、ほんとうはとてもわかりやすくて、しかも食に対してより興味を持っていただけるようになるような内容となっている事を今後アピールしていきます。

 食育に関するイベント、お店、関心を持っていらっしゃる方々はまだまだたくさんいらっしゃる事でしょう。今後も「ごはん」を継続し、内容を突き詰めつつ、様々な場所にこの企画を持っていきます。

 さて、次は日にちも迫ってきました「橋ワタシ学session vol.2 百花繚乱」です。

       

 メンバーについて。スイスのモントルー・ジャズフェスティバルのコンペティションのソロ・ピアノ部門でファイナリストにまでなったピアニスト、細川千尋。まだ20代前半です。二度ほど共演しましたが、ダイナミックかつ繊細なピアノ・プレイに良い意味で翻弄されました。オリジナル曲も素晴らしく、なんとも末恐ろしい、今後注目すべきピアニストです。
 ベース織原良次はもう何度同じステージに立ったかわからない程の盟友。一歩引いたシブいベースラインから突如繰り出される爆発的フィルイン。名作曲家かつ名・空間演出家。フレットレスベース専門家という日本で数少ない存在で、この特殊な楽器の持つ柔らかさ・力強さを堪能させてくれます。

 「橋ワタシvol.2」で演奏しようと決めている曲が1曲あります。Joyceの「Aldeia De Ogum」、なぜか昨年末から突然頭の中でヘビーローテーションが始まり、それが今回のメンバー構想にもつながりました。
 関連してブラジルの曲・リズムアレンジを多めに取り入れるプログラムにします。

       )

 華やかで前向きで踊り出したくなるような、春先にふさわしいステージをお送りします。




2014年2月22日土曜日

バスドラム製作ドキュメント〜「どこでもドラム」への道〜

 知人の引っ越しを手伝った折に、不要になったフタ付き収納ケースを譲り受けました。
 円筒形で硬質段ボールのような軽量素材、フタは金属で叩くとそこそこ低音も出てボリュームも出る。

 先日の極小セットで



唯一物足りなかった「バスドラム」的な音が、これを楽器にする事で補えるのでは?と思い、改造を始めました。前提としては超軽量で電車運搬可能である事。そして、そこそこの安定感と耐久性。

 ダイソーで木材、釘、金槌、その他楽器にできそうな素材を買う、〆て約700円。

 もうバスドラムにしちゃえ、という事で、ペダルを接続できるよう木材を釘で打ち込み、安定のためのサイドスタンドも同じく木材で打ち込みました。ここまでわずか1時間半。


 なかなかそれっぽくなったので試奏。

 多少金属的なブリキの音がしますが、フタを開けて中に毛布をいれたりガムテープでミュートしたりで好みの音にします。

 そしてこの日のライブは、前回に同じく下北沢Big Mouthにてタカスギケイさんと。今回はベーシスト山田正一さんも加わり、前回よりもドラムセット寄りの打楽器群の方がサウンドするかと思い、早速持って行きました。

 行きの電車にて。


 荷造りに失敗し、歩く道すがら何度か荷崩れも。

 現場に到着、セッティング。マイクケーブルなんかと一緒に写真に収めると、なんだか楽器に見えてくるというマジック。


 そして本番。



 ベコベコ感は否めませんが、ちゃんとバスドラムの音がします。安定感もあり、部品の破損もありませんでした。今後、このバスドラムに合った軽量スネア、軽量ハイハットも開発し、セットに仕上げていくつもりです。

 しかし帰宅運搬途中に無念の破損。


 幸い部品が折れたりはしていないので、より強固な接続をし直せば問題なさそうです。演奏よりも運搬の方が楽器には厳しいんだな。耐久性が今後の課題ですな。

 「ドラムセットは音が大きすぎて苦情が来るから…」「車が入れない会場で…」「会場が狭くてドラムをセッティングするスペースがなくて…」という事でお困りの貴方へ、こちらの「どこでもドラム」はいかがでしょうか?ただ今キャンペーン期間中のためもれなく橋本学をお付け致しております。