2015年8月6日木曜日

8月12日(水)橋本学trio live 「The Wild Sea」インタビュー@ザ・サミット・オブ・西岳

 ようお前ら、久しぶりだな。オレだ、Dr.Mだ。カプセルホテルのエグゼクティブのオファーをエスケープしてインタビューに来たぜ。
 どこまで来たかって?聞いて驚くなよ?2398mだ!


 まあオレのアルピニズムからしたらたいしたマウンテンじゃなかったがな。ザイルもピッケルも用なしだったぜ。まあでもトロリーってやつには気をつけた方がいいな…おっといけねえ、なんかに似てると思ったら大泉洋の登山家キャラだった。危なくシンクロナイズドするとこだったぜ。


 橋本 おい、立派なアルピニズムの割には疲れてるっぽいじゃんかよ。

 Dr.M おっ、久しぶりじゃねえか、帰ってきたぜ!

 橋本 帰ってこなくていいよ。


 Dr.M またトリオでライブをやるんだって?

 橋本 やるよ、前回は「Timelapse」だったが今回は「The Wild Sea」つまり海の話だ。

 Dr.M こないだのトリオ・ライブ良かったぜ。まるでムーヴィーを見てるようだった。

 橋本 だろ?前にも言ったけど、そもそも「お金を払ってライブを見、音楽を聴きに来る意味と は?橋本学trioをわざわざ聴きに来る意味とは?」という所から考え始めた。ただ我々が、自分のエゴをさらけだして「オリジナルやるので聴いてください。僕らの音楽を一生懸命演奏するのでお金払って予定合わせて聴きに来てください。」というのは、芸歴15年にもなって恥ずかしい事なんじゃないかと。おこがましく感じてしまった。
 一方で自分が客でライブを聴きに行く時には、演奏を見聴きしながら勝手にイメージがどんどん湧いて、ともすると演奏者の意図からかけ離れた世界に身を浸している事がある。

 そこで思ったのは「ならば橋本trioの音楽を、音を出した瞬間に手放そう。あとはお客さんのイメージに任せよう。橋本trioの音楽を、妄想を喚起させる触媒に使ってもらおう。テーマも、メンバーのアドリブすらも触媒だ。」と考えたんだ。平たく言えばサウンドトラックだと思って聴いていただきたい。サウンドトラックである以上物語のタイトルと筋書きが必要なので橋本学が勝手に作るが公開しない。MCも一切しないで、曲順とチャプター名だけ書いた紙を配る。

 Dr.M 海っつってもいろいろあるわな。オレなんかがイメージする海といやあモンテカルロだ。色とりどりのパラソルと石造りのリゾート、そして世界中のリッチな野郎どもが集まってやがった!あそこは良かったねえ。

 橋本 一番似合わない場所だな、いつ行ったんだ?

 Dr.M おとといだ。小淵沢駅までトレインで遠かったぜ。アタミの「スナック・モナコ」からは。

 橋本 なるほど、そいつは一番お似合いだ。

 Dr.M 新曲もやるそうだな。

 橋本 今、「時化(しけ)」という曲を書いている。お前の作ったチラシと俺のと並べてみようか。気合が違うんだよ。




50枚も託したのに全部無くしやがって!

 Dr.M ベリーソーリー、だから次のライブのチラシも作ってやるから。

 橋本 いらん、なくすな!!

 Dr.M いやあしかしここマウンテンのサミットはいいな。オレたちVIP同士が首脳会議、まさにサミットでサミットだ、わっはっは!

 橋本 お前はバカのサミットだ。
     


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