2015年6月12日金曜日

橋ワタシvol.9「野」の話聞いてきてやったぜ


待たせたなレディース&ジェントルメン、オレは今クニ三上トリオのツアーにくっついてトラベルしてて忙しいんだ。だけどしっかりインタビューをゲットしてきたぜ。今日は6月25日、橋ワタシ学session「野」の話を聞いてきてやったぜお前ら!
 関係ないけどいわきにもカプセルホテルあるんだな。いい町だ。これこそファンクだ!



 Dr.M  よう、ツアーはどうだい?

 橋本  楽しいですよ。それよりワゴン車に勝手に乗るのやめてくれませんか?

 Dr.M  いい車だ、昔ファンクバンドで車中泊ツアーをした時代を思い出しちまったよ。

 橋本  ホテルとか取っていませんが寝る時どうしてるんですか?

 Dr.M いい質問だ。カプセルホテルがあればもちろんチェックインだ。なければ今はインターネット・カフェがある。それもなければ、ロードサイドに「ミチノエキ」ってあるだろ?クルーのオヤジさんとフレンドになれば屋根付きのエリアに泊めてくれるんだぜ。これは重要なインフォメーションだぞお前ら。それさえなければキャンピングカーだ。

 橋本 うちのワゴン車で寝てるのかよ!


 Dr.M ネクストプランの話をしてくれ。

 橋本 次回の橋ワタシsessionは「野」。個人的なイメージで、ものすごくたくましい、生々しい、それでいて地に足がついた表現のできるメンバーが集められたという思いをタイトルにしてみました。植物や、そこに暮らす生き物そのもののようなイメージです。


 Dr.M お前以外ホーンプレイヤーだけなんだな。

 橋本 管楽器、吹き物というのは息使いがダイレクトに音に出ます。打楽器同様、空気を振動させた表現がそのまま客席に伝わるので、極めて生々しい演奏ができるのではないかという狙いがあります。

 Dr.M  クルーもツワモノ揃いだ。一筋縄ではいかないユニークなプレイヤーばかりだぜ!

 橋本  ジャズの基本をしっかり押さえた上でフルート奏者の概念を超えた活動をする太田朱美ちゃん。ずっとRisk Factorという彼女のバンドに参加していますが、これほどタフで好奇心旺盛なプレイヤーはなかなかいません。
 森田修史君はここの所共演も増えていますが、それに加えて彼のもう一つのライフワークである農業の現場に何度も混ぜてもらいました。彼ほど「野」に向き合っているミュージシャンは他に知らず、それがまた音楽にも還っていると感じます。
 そして関島岳郎さん。まだ共演は2回だけで、実はお互いまだよく知りません。しかしそれが狙いです。未知数だからこそのワクワクがたまりません。チューバ、カシオトーン、笛etc、もの凄く引き出しが沢山あり懐の深い方なので、とても楽しみです。

 Dr.M  初めて見る編成で全然予想できねえんだけど、いったいどんなソングをやるんだい?

 橋本  1曲だけ事前にバラすと、ジェフ・ベックの「レッド・ブーツ」をやります。

 Dr.M  あれか、オレがズレた曲か!はっはっは、オレができなかったからお前さんにゃ無理だな!

 橋本  うるさいよ、ドラムの仕事してない奴に言われたくないわ。

 Dr.M  なあ、その日ツインドラムにして2人で叩かねえ?お前がしくじってもオレがカバーすりゃ大丈夫じゃん?

 橋本  アホか。

 Dr.M  ギャラはバンク振り込みでいいぜ。詳しくはエージェント通してくれ。

 橋本  ギャラ取るんかい!

 Dr.M  じゃあ今日はサンクス、ツアー頑張ってくれよ。オレはこれからジョブだ。

 橋本  東北で?まさかドラム仕事?

 Dr.M  イワキのカプセルホテルでフロントマンとフレンドになったらよ、クルーが足りないみたいでスカウトされちまった。なんとマネージャーのジョブだとよ!マネージャーのファーストジョブはタオルのチェンジだ。まったくオレみたいなハイ・アビリティなパーソンはどこに行ってもヘッドハンティングされちまうんだ。

 橋本  それバイトだと思うよ。


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